【IoT活用事例】IoT化するといってもどんなセンサがあるの?

 前回の記事でセンサを取り付けられる"もの"ならなんでもIoT化できるとご紹介いたしました。

でも、世の中にどんなセンサがあるのかを知らないと良いアイディアも浮かびませんよね!

そこで今回はセンサを紹介したいと思います。

世の中には電子工作を趣味とする方々が多くいて、センサであっても民生品が多く出回っています。これらの広くあふれている民生品を組み合わせることで必要十分なIoT化をすることができます。ありものを活用することで安く簡単に多くの色んなことが出来る時代になっているのです!

ありものは、インターネット通販が発達した現代において、日本に限らず世界のあらゆるものを簡単に取り寄せすることが出来ます。


センサの種類

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リレー   

温度上昇で扇風機をON!

リレーとはスイッチです。温度センサなどと組み合わせることで、温度の上昇を検知し、機械の電源を入れることができます。スマートプラグと同じようなことが出来ます。スマートプラグより細かく操作できるため、ケトルのお湯の温度を70度に保つことも可能です。温泉卵が作れますね!

・加速度  

振動を測定し、異常検知

加速度センサとは、加速度を測定することが出来るセンサです。重力方向も検知可能なことが特徴です。傾きや動き、振動、衝撃といった様々な情報を得ることが出来ます。
機械に取り付けることで、振動を数値で管理することができます。メンテナンスや加工に役立てることが出来ます。

・ジャイロ  

機械の姿勢検知に!

ジャイロセンサとは、角加速度を測定することが出来るセンサです。傾きや角度の変化、手振れ補正などの情報を得ることが出来ます。加速度センサと組み合わせて、姿勢制御に使用されています。

・温湿度  

温湿度管理に!恒温保障をして付加価値向上!

温度、湿度センサとは、温湿度を測定することが出来るセンサです。空気の温度を測るものや、熱電対のように物の温度を測定するもの、非接触で温度を測定するものがあります。気象、空調、射出成型機、炉、錆の管理など様々な用途に使用されています。

・水分  

タンク残量や土壌などの水分量に!

水分センサとは、液体を測定することが出来るセンサです。タンクの水量、油糧を抵抗の変化から測定するものや土壌の水分量を測定するもの、静電容量で液面の高さを測定するものなどがあります。設備の管理や農業などに使用されています。

・光度  

部屋の明るさ調整に!パトランプの状態監視に!

光度センサとは、明るさを測定することが出来るセンサです。可視光や紫外線などを測定することができます。特定の色を測定することも可能です。部屋の明るさを測定し在室管理、機械の状態を管理、フィルタの汚れ具合などに使用されます。人が操作するものには光があることが多いため、手軽に後付けで管理できるようになります。

・音  

騒音問題に!異常音検知に!

音センサとは、音を測定することが出来るセンサです。音といっても様々で高い音から低い音まで様々な音があります。職人が感じている音を数値化したり、騒音問題などに使用されます。

・赤外線  

近距離測定に!何かの通過検知に!

赤外線センサとは、目に見えない赤外線を照射し、近距離や温度を測定することが出来るセンサです。テレビやエアコンのリモコンの信号を読み取り外部から操作できるようにしたり、近接センサなどに使用されます。

・超音波  

距離測定に!

超音波センサは、超音波を出力しその反射を見るセンサです。赤外線よりを遠くの距離を測定することが出来るセンサです。応用すれば速度なども測定することが出来ます。距離や通路の通過などに使用されます。

・気圧  

気圧で天気の記録に!ドアの開閉を検知!

気圧センサとは、気圧を測定することが出来るセンサです。気象や部屋の状態、気圧と生産性などに使用されます。

・電圧  

アナログ入力をデジタルに!キーエンスのアナログ出力ができるセンサを自力でIoT化

電圧センサとは、電圧を測定することが出来るセンサです。通電チェックやADC(アナログデジタルコンバータ)を使って、10bit(1024)段階などで管理することが出来ます。

・電流  

機械のONOFF検知に! 加工数カウントに!

電流センサとは、電流を測定することができるセンサです。コードを外から挟むことで流れている電流を測定します。設備のONOFFや特定の電流以上になったらカウントして加工数を測定することが可能です。

・二酸化炭素  

部屋の換気は十分かな?

二酸化炭素濃度センサとは、空気中の二酸化炭素濃度を測定することが出来るセンサです。在室管理や、換気具合、燃焼管理などに使用されます。

・酸素  

酸素濃度を測定!

酸素濃度センサとは、空気中の酸素濃度を測定することが出来るセンサです。

・ガス 

ガス漏れでアラーム!

ガスセンサとは、特定のガスを検出することが出来るセンサです。ガスを使用した設備や配管のそばに設置することでガス漏れを検知するために使用されています。

・磁気

扉の開閉を測定!

磁気センサとは、磁気を測定することが出来るセンサです。扉の開閉回数を測定することで、生産数や工程管理などに使用されます。

・重量 

物品管理に!

重量センサとは、重量を測定することが出来るセンサです。在庫管理、荷重管理などに使用されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
何かアイディアは浮かびましたか?
この他にも様々なセンサが存在します。
センサを知ることで効率の良いデータの取り方やできることを考えることができます。
この他にもSeeedのGroveモジュールという簡単に扱えるセンサシリーズがあります。このGroveのセンサの種類は驚くほどあります。なんと150種類以上!
ここのページいろいろ調べてみると面白いですよ!






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